描いた未来たどり着くまで~Prince単独公演を振り返る〜

“戻れるならあの夏へ…”

 

 岸くんの甘く伸びやかな歌声が頭から焼き付いて離れない、「恋を知らない君へ」のワンフレーズ。Prince単独公演が終わり抜け殻となった私は、このフレーズを毎日何度も反芻しては、まさにその通りだなとひしひしと感じている。


Prince単独公演 2017.7.27~7.30  @EXシアター六本木

 

ほんっっっっっとうに最高に楽しかった!!!!!


 7/30の昼公演で岸くんが、「ここが世界一…!!!いや盛りました…東京一盛り上がってますから!」と言っていたが、私の中では間違いなく世界一、熱くて、あったかくて、優しくて、幸せな場所だった。

 

 少し日にちが経ってしまったが、まだ記憶が新鮮なうちにPrince単独公演の感想と本公演の魅力を全力でここに書き記したいと思う。岸担なので、岸くんエピが多いのはご容赦願いたい。

 


1.OP(書道パフォーマンス)
 未だかつてコンサートのOPで書道パフォーマンスをやったアイドルがいただろうか。袴に身を包んだ3人が、「一筆入魂」まさにその言葉の通り、毎公演毎公演、「Prince」という自分たちのグループ名を真っ白な紙にダイナミックに筆を走らせていく。岸くんは毎公演、顔や手のどこかしらに墨を派手につけていた。岸くん曰く”男の証”らしい。
 ライブは生ものだ。決して同じセットリストでも、全く同じコンサートなど決して存在しない。この毎公演、毎公演、コンサートの冒頭で新たに刻まれていく「Prince」という文字が、それを如実に表していた気がした。
 ちなみにこの書道要素はPrinceのグッズにも反映されていて、ペンライトのPrinceの文字は岸先生(そう呼ぶと本人は怒る)が書いたものだ。1600円。実質タダだからみんな買ってね。

 

2.For the glory/Prince
 この曲が始まる前、「あの日、3人で誓った夢。それは今ここから始まる(Vo.岸優太)」というなんともエモい言葉が流れるんだが、そこからの”栄光のために”力強くがむしゃらに歌うPrinceが見られる流れ最高すぎない???キタキタキターーー!!!感が凄まじい。王子様がロックに乱れる姿は超いいぞ。
 あ、岸くんはこの書道→FTGの流れをこう名付けていたよ。

和イルド(和とワイルドをかけている)

…はいそこシーンとしないで!!!

 

3.Secret Code/KinKi Kids
 サビ前のいわちソロ「見えそうでみえない〜タイプだけれど」の時にいわちを目立たせようと手をひらひらさせるWゆうたの図がめちゃめちゃ可愛い。ブルゾンいわち with Wゆうたの片鱗を見た。あと、間奏のところの岸くんの軽やかな足のステップがめちゃめちゃ好きでいつもウットリしてた。
 この曲の最大の特徴は今年から新たに導入された通称Bステージでパフォーマンスするということだろう。Bステージとは、メインステージとは真逆の位置のバルコニー席の目の前に出来たステージのことで、これにより会場が一周出来るようになり遅番の人でも演者を近くで見ることが可能になった。


4.Prince Princess/Prince
 Princeの記念すべき1曲目のオリジナルソングが本当に素敵に育ったなと実感…。初披露から1年と少し経って、ずっと大事そうに、以前よりももっと上手に歌い上げるPrinceが本当にPrinceだった。ジャニーズジュニア内でも北斗くんやふっか先輩をはじめとする面々に愛される超超超良曲だから、今すぐ音源化しよう(n回目)

 

5.恋を知らない君へ/NEWS
 まず、選曲が天才。そして、Prince全員の歌唱力がぐんと上がったのが凄くわかる一曲。この曲を聴いて、切な愛し苦しくてたまらない気持ちになって涙を流した人はさぞかし多いだろう…。

 冒頭の岸くんソロ「嗚呼 あなただけは消えないで 戻れるならあの夏へ…」は心底聞き惚れたし、そう歌う岸くんが今にも消えていってしまいそうだった…儚い…。あと、一番のサビ終わりからスクリーンに映し出されるいわちカメラマンのPrinceプライベートショットが最高過ぎるからジャニショで売ろう。金なら出すから。

 そして最後には貝殻を並べて作った「Dear Princess We are your Prince forever♡」の文字と3人のピースが映し出される。あの貝殻は自分たちで集めて並べたんだろうか…。だとしたら愛おしすぎる。Princess愛されてるな(号泣)

「You are our Prince foever ♡♡♡」だよ!!!

 

6.KinKi Kidsメドレー
☆フラワー/岩橋玄樹
 もう終始可愛い。手をぶんぶん振りながら歌う姿が本当に可愛い。いわちの周りにはマジで花が咲いてた。私には見えた。

 

夏の王様/岸優太
    自他ともに認める夏の男の岸くんがこの曲を歌うのはもはや運命。女性でも高音なサビをさらっと歌い上げる岸くん本当に凄いし、Yo!のところでPrincessが声を出すとめちゃめちゃ嬉しそうにするのが素直で超可愛い。

 

Kissからはじまるミステリー/神宮寺勇太
 神宮寺くんってこんなカッコよかったっけ…?(Part.1) ほんとにカッコイイ。顔が良いし悩ましげに歌う姿に何度も私の胸のナイフが抜かれるどころかズブズブに突き刺さった。

 

7.カナシミブルー/KinKi Kids
 「くちびるに手をかざして」の振りって全ヲタクが好きなやつだよね???そうだよね???(圧)Princeのカナシミブルーは少クラとかでもたくさん披露されてるけどまた一段とダンスにキレが出てた。「always lovin' you~」のところの頷きながら体を傾ける振りもめっちゃ好き。

 

8.ジェットコースターロマンス/KinKi Kids
 バックJr.によるパフォーマンス。嶺亜くんの笑顔がヒマワリの100倍眩しくてクラクラした。

 

9.少年隊メドレー(ONE STEP BEYOND→FUNKY FLUSHIN’→君だけに)
 これぞPrinceの真骨頂 踊るPrince” 正直、失礼を承知で言うけど、今までのPrinceに踊るイメージはほとんど無かった。だからこそ、いい意味で裏切られたし度肝を抜かれた。大先輩の曲を、しかも本家の振付でキレッキレに踊る踊る踊る。もちろんどの公演も一切手を抜かない。このレベルに仕上げてくるまでPrinceが一体どれほど努力したんだろうと思うと目頭を熱くせずにはいられない。少年隊へのリスペクトが最大級に感じられた、素晴らしいパフォーマンスだった。きっと、今までのPrinceしか知らない人が見たら絶対ビックリすると思うから、是非とも色んな人に見てもらいたい…。

 『ONE STEP BEYOND』のサビ前のバックしてから体を大きく反らせる振りと『君だけに』の「抱きしめるために生まれてきたよ」をじぐいわが歌う後ろで、華麗にターンを決めてる岸くんが大好きだった。

 

10.日替わり曲($10/SMAP→青天の霹靂/KAT-TUN→DREAM STAGE/Kis-My-Ft2→MAGMA/V6)
 どの曲も大好きだから語り始めたら長くなるので割愛するが、あんだけ踊った少年隊メドレーの後に激しめのMAGMAを持ってきたのはPrinceマジか…と恐れおののいた。

 

11.ノーマター・マター/KAT-TUN
 PrinceとPrincessのボルテージが最大級に上がったところで、思いっきりはっちゃけられる楽しい曲。一緒に踊れるサビも楽しい。個人的には岸くんが「ケチな言葉喉を過ぎたら ウソの花を咲かせましょう」のパートを歌うのがツボ。

 

〜MC〜

MCは入ったどの回も面白かったが、私的に一番面白かったのは7/30朝公演なので、気になる方は是非”キントレ 7/30 朝”とかでTwitterで検索をかけてみて欲しい。Private(流暢に)なPrinceの話が超絶可愛いから注意。
 あと、何故かPrinceはMC中に突如野球をし始めるんだけど、段々バッティングのコツを掴んでいく岸くんが最高だった。岸くんは、女の子の顔に傷をつけたら結婚しなきゃいけないという古き良き概念を持ってるぞ。リアコが過ぎるから今すぐ結婚して欲しい(どさくさ)。
 何故野球をするのかというと、メンバーに月刊ジャイアンツで連載を持っている岩橋玄樹くんがいるからである。冷静に凄い。亀梨くんや中居くんのようになりたいといういわちの夢が叶いますように。

 

12.岩橋ソロ-Black Cinderella/中島健人
 岩橋玄樹のイメージを聞いたら恐らく100人中100人が可愛いというだろう。でもこの曲のいわちはエロいセクシー大胆不敵の言葉を欲しいままにするまさに悪いシンデレラ。きっと曲中のシンデレラはいわちの方だろ…と頭を抱えたのは私だけじゃないはず。TravisJapanの宮近くんがつけた振付は本家に負けじとセクシーで魅力たっぷりだった。途中で露になる真っ白な背中は下手したら女子よりも美しい。悲しいかな…

 

13.岸×神宮寺-Lonely Dancer/戸塚祥太
 Wゆうた最高!!!!!!そう大声で叫びたくなる超絶カッコイイ曲。神宮寺くんが踊るかたわら岸くんはダンス。この役割分担からKinKi Kidsの『薔薇と太陽』を連想する人は多いだろう(いつか薔薇と太陽もやってくれ)。Wゆうたの魅力は常日頃から、長い付き合い故にあまりベタベタせずサッパリとしていて、且つ強い絆で結ばれた熱い男の友情だと思ってるんだが、その男臭さがこの曲では最大限に活きていた。超男の子〜!!!って感じなのだ(語彙力)。下手でギターを弾く神宮寺くんがカッコイイのはもちろんだが、上手で踊る岸くんももちろんカッコイイ、その2人が曲中盤で中央に集まればカッコイイの相乗効果でもはや暴力。

はー!Wゆうた最高!!!(2回目)

 あと、忘れずにお伝えしておきたいのが、7/30 昼公演で起きた通称岸優太ハット事件である(今名付けた)。一曲前のブラシンで、いわちが途中で被っている帽子を投げ捨てるのだが、この回では運悪く帽子が『Lonely Dancer』で岸くんが通る通路に残ってしまった。しかし不幸が一転、曲が始まり岸くんはその帽子を発見すると、なんと自分で被ったのだ!!!これぞ、SHOW MUST GO ON!!!Princessの歓声を浴びてニヤニヤしてしまう岸くんがめちゃめちゃ可愛かったのと、帽子被って踊る姿がカッコよすぎてずるかった…。岸優太から岸優太への1憶1回目の担降り案件。

 

14.Hello!!!ハルイロ/キンプリ
15.Keep on/ジャニーズJr.
 この2曲では、先述したBステージを上手く活用しながら、会場をPrinceが一周する。ハルイロのサビからKeep onの冒頭はBステージで歌って踊るため、遅番の人にとっては嬉しい時間だ。普通に歌って踊るPrinceももちろん良いが、見学がいると、一気にワチャワチャタイムと化すのでそれもまた楽しい。

 

16.岸ソロ-will/V6
 ガシガシと大きく踊るのに、指先から足の先まで神経が行き渡った繊細なダンスをする岸くんの魅力がたっぷり詰まった一曲。それもそのはず。だってこの曲の振付をしたのはなんと岸くん本人!!!Love-tuneの諸星くんにも手伝ってもらったらしい。ありがとうモロ) もうほんとにカッコイイ。アホみたいにカッコイイしか言えなくなるくらいカッコイイ。特に好きなのが、サビの大きく足を振り上げるところと勢いよく二回転するところと間奏でバックJr.を引き連れながら前に踏み出す感じの振りのところ。will=意思 曲名の通り岸くんの意志がヒシヒシと伝わってくるような力強いパフォーマンスだった。
「will never stop it 掴み取る その先の時代を」 岸くんなら絶対掴み取れる。

 

17.岩橋×神宮寺-Bonnie Butterfly/KinKi Kids
 ジャニーズ最強のシンメ曲ボニバタを!!!ついに!!!あのじぐいわがやったぞ!!!!!
 岸担の私でも歓喜してしまうほど、ついにきたか!!!と思った。岸担は去年のサマパラでシンメでもないのに、Sexy Zone中島健人先輩と岸くんが披露したあの伝説のボニバタが好きで好きでたまらないと思うが、じぐいわのボニバタも負けじと強かった。二人が持つ特有の怪しげな華に会場全体が酔いしれたいた…。
 ここで特筆しておきたいのが、この曲はBステージ→サイドのバルコニーで披露されたということである。メインステージを一切使わずにコンビ曲をやるじぐいわ挑戦的で天才だな???あと、Bステージ前には手すりがあるんだが、神宮寺くんはこの手すりを完全に抱いてた() え、それ手すりだよね…?どうやったらそんなにえっちく触れるの?撫でられるの???え?え?え?私は心の動揺を隠せなかったよ神宮寺くん…

 

18.岩橋×岸-LOVE & KING/村上信五(TAKATSUKING)
 歌い出しはいわちによる「ぱぱぱ ぴぴぴ ぷぷぷ ぺぺぺ ぱぴぷぺ」というぱ行の連呼。さっきまでボニバタを妖艶に歌って踊っていた人とは思えない。舌っ足らずな言い方が超可愛いし、そのあとも「海は広いな大きいな♪」「空は青いなでっかいな♪」ん〜?いわはしくんそうだね〜?すごいね〜?可愛いね~?とよしよししたくなる幼女(?)っぷりを発揮。

 ところがどっこい、ここで岸KINGが登場するのだ。公演によって「I'm Prince〜!」だったり「I'm きしー!」だったり「おれはきし!」だったり登場するセリフはバラバラだったが、綺麗な大きい手を顔にかざしながら登場するそのトンチキっぷりはさぞかし会場の笑いを誘ったことだろう。しかし残念ながら私は岸担なので、岸くんの手の美しさと顔の強さに終始全然笑えなかった。ごめん岸くん…

 途中のきしいわタイムはゆうたくん(5)とげんきくん(4)のただのお戯れで天使でしかなかった。オーラスは、曲終わりにいわちが岸くんのことをお姫様抱っこしてて、意外と力持ちないわちにギャップ萌えした。さすが野球王子。

 

19.神宮寺ソロ-...more/菊池風磨
 神宮寺くんってこんなにカッコよかったっけ…?(Part.2) ごめん岸くん。正直に言うけど、この曲の時だけは神宮寺くんに浮気した。きっと、私だけでなくEX中の女がみんな、この一時だけは神宮寺くんの女だっただろうし、絶対目はハートマークだったと思う。そして、神宮寺くん本当に歌が上手くなった。聴きやすい真っ直ぐな声に程よく感情が乗っていてずっと聴いていたくなるような歌声だった。

 表情もすごく豊かで、優しい表情をしたと思ったら、切ない苦しそうな顔もするし、儚げな雰囲気も纏うし、曲の世界観をとても綺麗に丁寧に作り上げていた。個人的に一番好きだったのは、大サビでずっと遠くを見つめてたのに「ねえ?」のところでこっちを向くところ。ズルい好き。

 あと、岸担としては、一曲前のLOVE & KINGで毎回きしいわが盛大にとっ散らかして去っていったのが本当に申し訳ない。絶対やりづらかったよね…。でも、すぐに会場の女を自分のモノにした神宮寺くんはさすが国民的彼氏。

 

20.ミュージカルメドレー
 Princeって夢の国の住人だったの???
 思わずそんな疑問が湧いてしまうほど、夢と希望に満ちたキラッキラのパフォーマンスだった。最初のバックJr.によるダイナミックなパフォーマンスから一転、Princeの登場シーンは『まいったネ今夜」の一部分を歌いながら哀愁たっぷりに魅せる。「君はオモチャにしてゲームのつもりなの」の所を歌う岸くんが本当に消え入りそうなほど儚くてたまらないよな…。そして、『君の瞳に恋してる』のイントロが流れ出し、このままアイラービューベイベーに突入するかと思ったら、なんと岸くんとバックJr.の中村浩大くんによるタップダンスが始まる。タップをする岸くんが本当に楽しそうに、やや飄々とリズムを踏むから見てるこっちまで楽しくなってくる。『君の瞳に恋してる』のあのキラキラ幸せ感はPrinceのイメージにピッタリ。次の曲は『Sing Sing Sing』。もうね、本当にPrinceが超楽しそう。ニコニコ歌って踊る姿が愛おしすぎる。オススメポイントは曲中にアイコンタクトをとるPrince。いつでも目と目が合うと嬉しそうに笑うPrinceちゃんほんと世界平和~!!!続く『Together』はSHOCKの曲らしいんだが、セリフ調に歌う感じがまさにミュージカル。この曲の度に早く岸くんをミュージカルに出してくれ〜〜〜と心の中で地団駄踏みまくった。本当にうまい。『Hello Dolly』では、ステッキを使って踊る。Princeとステッキの親和性ヤバない???最後の曲は「Dream Girls」。これを聞いてジャニーズフューチャーワールドやジャニーズオールスターズアイランドを懐古した人もいるだろう。最後の曲に相応しい煌びやかさと華やかさ。ここまでくると、あ〜Princeちゃんこんな狭い会場じゃもっいないよ〜早く世界に羽ばたこ〜っていうモンペ婆が暴れ出す。ミュージカルメドレーは、しなやかなダンスを見られるのももちろん魅力的だったけど、何より終始楽しそうに踊るPrinceを見られるのが一番の至福だった。こんなに生き生きと踊るPrinceを見たのは初めてかもしれないと思うほど、とってもキラキラしてた。やっぱPrinceは夢の国の住人だ。

 

21.君にHITOMEBORE/Sexy Zone
 ミュージカルメドレーの余韻に浸る間もなく始まるこの曲。一見、ここでこの曲〜?と思うが、浮くことなくピッタリはまってる。キラキラPrinceから一転、ギラギラPrinceが見られるギャップ。
 申し訳ないが、ここでも忘れずにお伝えしておきたい事件がある。それは、通称岸優太香水焦らし事件である。まず序章は、7/28 単独公演2日目まで遡る。同日の昼公演で、今までの三公演では一切やっていなかった、「まさかの優しさで〜星屑がながれて」の岸くんソロパート終わりの香水を付けるかのような振付を突然やり始めたのだ!岸くんにどんな心境の変化があったのかお聞かせ願いたいところだが、ヲタクは発狂。「キャー!!!」という反応に嬉しそうに顔をニヤニヤさせる岸くんめっちゃ岸くんだった。素直かよ可愛い。これに味をしめたのか、夜公演も完璧にこなす。7/29は昼公演は途中で思い出したの最後にサラッとやり、夜は気だるげにゆるくやってた。しんどい。そして来たる7/30 Prince単独最終日。まー!焦らされたよね!!!岸くんお上手!!!朝公演では全くやらなかったくせに、昼公演はあー…この回もやらないのかな…ううう…そうか…と思ってたら、最後にサラッと香水つけやがった。ずるい。そして夜公演は、これが見たいんでしょ???ほれほれと言わんばかりにガッツリと香水をつけた岸くん絶対確信犯!!!ああ見えてヲタク心を半分天然半分本気で弄んでくるから岸優太はしんどい…また岸沼の奥底に足を踏み入れてしまった。

 

22.Satisfaction/ザ・ローリング・ストーンズ
 かの有名なローリングストーンズをセトリに組み込んできたPrinceつよいし、ゴリゴリアゲアゲのバンド曲で会場を盛り上げるPrinceがカッコイイ。Princeってああ見えて、ゴリゴリの曲が好きなんすよ…。

 

23.いつか描いた未来たどり着くまで/Prince
 悲しいことについに最後の曲になってしまった。この曲はPrinceの最新曲である。この公演で、3人で誓った夢を胸に栄光のために駆け出したPrinceだが、この曲で再び未来へ向かって大きく羽ばたいていくことを誓う。曲中に「あの日の夢はいつもここにある」という歌詞があるのもめちゃめちゃエモい…。サビは、ピースを空高く掲げたりする簡単な振付なんだけど、会場中がピースしてるのめっちゃ平和だし、Princeとこの先も一緒に歩いていけるんだなと思うと、嬉しさで涙腺が崩壊する。3人がそれぞれピースを作り、それを合わせて三角形を作る振りは、まさにPrinceというグループそのものを表していると思った。じぐいわと俺の三角関係も脳裏をよぎらずにはいられないが、3人で1つ、それがPrinceというグループの色なのだ。

 

〜アンコール〜
23.Prince Princess
 Bステージから登場し、本編で歌わなかった2番も歌う。PrinceとPrincessの合唱は本当にみんなこの曲が好きなんだなと実感してめちゃめちゃ幸せな気持ちになった。

 

 

 長々と一曲一曲を振り返ってしまったが、今回のPrince単独公演の魅力は大きく分けて3つあると私は思う。


 一つ目は、会場全体をくまなく使った演出。メインステージだけではなく、サイドのバルコニー、そして新しく出来たBステージをふんだんに使っていた。会場のどこにいても、誰もが楽しめる空間を作ったPrinceは本当に凄い。ジュニアで、しかもまだまだ小さな箱でそれが出来るなら、デビューしてもっと大きな箱でやったらどんなステージを魅せてくれるんたろうと期待が膨らむばかりである。


 二つ目は、会場の一体感。岸くんがニコイチになぞらえて、「1800コイチ(EXのキャパ)」と言っていたがまさにその通りだった。PrinceとPrincessのお互いに最高の公演にしたいという想いが会場全体に溢れていた。Princeに求められればいくらでも声を出すし、Princeを見たいがためなら死ぬ気で声を張り上げるPrincessは巷ではヤクザと呼ばれているらしい。オーラス公演では、なんと執念のクワドラプルアンコール(4回目のアンコール)を達成させ、Princeたちに「もう俺ら本当に帰るからね!」と苦笑いされる始末。きっとPrinceが終わりだと言わなければいくらでも引きずり出しただろう。しかし、言葉とは裏腹、心底嬉しそうにはにかむPrinceがとても印象的だった。オーラスのあの一体感はきっと一生忘れられない。


 三つ目は、新生Princeの誕生である。新生というか、この単独公演を通してようやくPrinceというグループが完成したような気がした。もちろん今までのPrinceだって大好きだった。Princeはいつだって最高にキラキラした可愛くてかっこいいアイドルだった。でも、今回の単独公演では、そんなPrinceの良いところが何倍にも伸び、またパフォーマンス面がぐぐっと向上したことで、本人達から自信がみなぎっていたのだ。以前と同じPrinceはもういない。少年隊を目標にする、その言葉に恥じないグループが完成していた。見たことも無いほどがむしゃらにキレキレに踊るPrinceからは並々ならぬ決意や覚悟が溢れていた。それは、きっと冒頭の岸くんの言葉や、『描いた未来たどり着くまで』に登場する”あの日、3人で誓った夢”が確かに存在するからであろう。その夢とはきっと、最後の挨拶で岸くんが口にした”もっと大きなグループになりたい”というもの。この4日間のPrince単独公演は、PrinceとPrincessがその夢に向かって踏み出した大きな第一歩ではないか。


 Princeは決して器用な3人組ではない。むしろ不器用で、色々な困難に立たされ、その度に私たちの見えないところで必死に努力してきたはずだ。なのに多くは語らず、いつもPrincessの前では百点満点のアイドルなPrinceには本当に頭が上がらない。
 最年少なのに一番大人でPrinceを支えてくれる神宮寺勇太くん、誰よりもファン想いな天性のアイドル岩橋玄樹くん、Princeのパフォーマンス面の支柱且つムードメーカーの岸優太くん。この3人が私は今、まるっと愛おしくてたまらない。


 本編最後の『描いた未来たどり着くまで』で3人が三角形を作ったあの瞬間、Princeの目に宿った力強い意志。決してあれは終わりの合図ではなく、Princeの物語が始まる合図だ。

 

Princeの夢が叶いますように。Princeが幸せでありますように
ただそれだけを願って。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m